世界を裏で牛耳っていると噂される秘密結社フリーメイソンとイルミナティですが、その2つの組織の目的または陰謀はなんなんだ??と思う方が多くいるのではないでしょうか。
しかし実のところ、その「世界を牛耳っている」といった言葉に対して、フリーメイソン側から言わせてもらえば「まだそんなこと言っているのか」と、うんざりしているようです。
そのフリーメイソンがうんざりしている理由については、イルミナティの暗躍により、いつも噂にされるのは名前が知られている側のフリーメイソンだからのようです。
つまり何が言いたいのかというと、フリーメイソンとイルミナティは起源も違えば思想や目的も全く違った組織と言えます。
なので、今回は秘密結社とされるフリーメイソンとイルミナティの関係とそれぞれの起源、思想、目的の違いについて分かりやすく順を追ってまとめてみました。
フリーメイソンとイルミナティの組織の違いとは??

簡単に言うと、フリーメイソンが老舗のお店なら、イルミナティがフリーメイソンで修行して暖簾(のれん)分けをしようとした際に、イルミナティのお店をフリーメイソンの内部でつくってしまったというような少し複雑な関係と言えます。
しかも、現在のイルミナティはフリーメイソンの内部の中でも上の方のポジションに位置付けられているようです。
しかし、フリーメイソンはイルミナティより古くから存在しているのにも関わらず、なぜ新しい方のイルミナティが、フリーメイソンの組織内で上層のポジションに位置付けられたのでしょうか。
その理由に関して、フリーメイソンとイルミナティの双方の歴史を辿ると納得せざるを得ない内容が隠されていると言えます。
フリーメイソンの起源

フリーメイソンの起源は石工職人であり、あのピラミッドの建設に関わったとされる説もあるようです。
確かに、フリーメイソンのメイソンが石工といった意味といい、シンボルマークもコンパスと三角定規で形成されており、もう一つのシンボルマークであるプロビデンスの目も石を積み上げてできたピラミッドになっていることから納得できますが、
ピラミッドが人の手によって、しかも文明が今よりも無い時代につくられたとは私はとても考えられません。
しかし、あくまでも都市伝説ですから信じるか信じないのかは貴方次第といったところなのでしょう。

フリーメイソンの創設に関する記述は600年まで遡ること15世紀の話からスタートします。
ヨーロッパでは建築技術に革命が起き、熟練した建築技術を要するものは貴重な存在と位置づけられ始めました。
そのようにして当時、石工職人だったフリーメイソンは、独自の建設技術を確立させていき、他の建設業者に技術の差をつけようとして、フリーメイソンの技術がよその建設者に奪われないように、仲間や親方との仕事のやりとりする際は独自の暗号などを用いて情報の共有を行っていたとされています。
そのような時代から、少しずつフリーメイソンは組織を拡大していき、いつしか石工職人だけでなく暗号などの秘匿事項を守れる者、或いは参入儀礼を行える者であれば、キリスト教、ユダヤ教といった宗教を問わずフリーメイソンリー(フリーメイソンのメンバー)として受け入れるようになっていったようです。
更に、18世紀の1717年にフリーメイソンはイギリスに初となる『グランドロッジ』といった集会所をつくり、正式なフリーメイソンのルールと定める憲章を制定しました。
フリーメイソンの目的とは
そのようにフリーメイソンが石工職人から石工職人以外の者をフリーメイソンリーとして迎えるようになった背景には、当時のキリスト教の考え方に異論を唱えた結果から今のような組織になったと言えます。
当時のヨーロッパ人はキリスト教徒が大半で「神様という存在が最も偉大であり、人間は愚かな生き物で神様によって生かされた罪深き存在である」といった思想のもとで神という存在を崇拝していたようです。
しかし、フリーメイソンは「いつまでも、そのような古い思想であるなら、人間は神様にすがりっぱなしであり、全くもって進歩しない」と異論を唱え、反キリシタン的な思想で活動を始めたのがフリーメイソンの原動力であり始まりでもありました。
そのようなキリスト教(特にカトリック)に対しての対抗心から、フリーメイソンは近代的・科学的な考えかたをする優秀な人間をどんどんと取り巻いていくようになります。
そのような思想によって、キリスト教(特にカトリック)に劣らないよう、建前をキリスト教よりも歴史が古いとされるソロモン神殿を思わせる建物の建築や、フリーメイソンという名の格式を上げる為に秘密主義的な参入儀礼、憲章、階位といった規律が出来上がていったのです。
なので、フリーメイソンは世界征服を狙っている団体ではないと言えるのですが、しかし秘密主義的で親睦団体と言っているところが、しばし曖昧で目的がはっきりしない分、怪しくもあり疑われやすい団体であるとも言えてしまうのかもしれません。
フリーメイソンは現に慈善団体或いは、友愛結社として東日本大震災などの復興に向けるチャリティ活動となる資金の提供を行っています。更に、ハーバード大学は昔、神学校と呼ばれ、今のように学業を学べるところではなかったようですが、フリーメイソンの反キリシタン的な思想によって現在のようなハーバード大学に変えられたとされています。
フリーメイソンには3つの基本階級があり、見習い、職人、親方と昇級すればするほど、暗号や儀礼などの秘匿事項が増えるとされています。

加えて、親方になった者は「スコティッシュライト(スコティッシュ儀礼)」「ヨークライト(ヨーク儀礼)」「シュライダーズ」などと、いくつもの位階に分かれており、ロールプレイングゲームのように就きたい役職に就ける位階システムが設けられています。
その位階システムは、イルミナティも同じとされていますが、それ以外の内容はかなり隔たりがあるようです。
イルミナティとは


シンボルマークに関して、フリーメイソンは石工職人の道具が主でしたが、イルミナティは打って変わって「フクロウ」といたってシンプルです。
そのイルミナティのシンボルとされているフクロウは、首を360度見渡せることから世界をどの位置でも監視できることを表しているとされています。
更に、ユダヤ人にとっての聖なる数字とされる13は古代象形文字で言うところのフクロウにあたることからイルミナティのシンボルになったといった説があります。
加えて、日本とアメリカの国会議事堂は上から見るとフクロウの形に見えることからイルミナティにより気付かないところで操作されていると言われているようです。
他にも、テンプル騎士団の生き残りがフリーメイソンやイルミナティをつくったと言う説もあります。
これは私の勝手な想像ですが、1307年10月13日金曜日にテンプル騎士団は犯してもない罪をフィリップ4世から自白させられたことでテンプル騎士団である団長は焼き討ちの刑で命を断ち、テンプル騎士団は解散に追い詰められた過去があったようですが、そのテンプル騎士団が解散した13日の金曜日を、屈辱の日として忘れない為に、13という数字を聖なる数字として定め、さらに13に該当するフクロウをシンボルマークにしたとも言えるのではないでしょうか。
イルミナティの起源

イルミナティはフリーメイソンより歴史は新しく、1776年に大学の教授であったアダム・ヴァイスハウプトという人物を始めとする5名からによる表向きの顔は哲学研究会としてスタートされました。
そのイルミナティの名前の意味はラテン語で「光を授けられた者」と言われているが、旧約聖書にでてくる堕天使ルシファーとか魔王サタンなどとも言われている意味も含まれているので、反キリシタンを思わせる俗に言う悪魔崇拝派の組織と言えます。
よくフリーメイソンやイルミナティの話で、666といった数字がでてきますが、その数字というのは『新約聖書』にでてくる『ヨハネの黙示録』で獣や悪魔を指すときの数字であり悪魔崇拝者にとっては意味のある数字になります。

そして、イルミナティを大きくするために1777年にフリーメイソンの参入儀礼を受けてイルミナティの5人はメンバー入りを果たします。
しかし、アダムヴァイスハウプトはメンバーになれたものの人脈があまり無く組織の拡大に悩むことになります。
しかし、フリーメイソンのメンバであったアドルフ・フォン・クニッゲを新メンバーに取り込むことに成功すると、
イルミナティ(バイエルン啓明結社)はクニッゲによって有力なフリーメイソンのメンバーを次々に味方にして、イルミナティはフリーメイソンの規律を取り入れ、次第に大きく拡大していったようです。

しかし、イルミナティは1785年にイエズス会や黄金薔薇十字団体から過激な思想傾向にある団体だと批判と中傷を浴びせられたことにより解散に追い込まれた。という黒歴史があります。
そのような弾圧を受け、アダムヴァイスハウプトはイギリスから亡命し、イルミナティは表上では世間からは消えた組織と位置づけられました。
が、しかしロスチャイルド家によって、イルミナティは密かに復活を遂げ、アダムヴァイスハウプトは亡命したものの、アメリカの初代大統領になりアメリカの建国に貢献したという説があります。
アダムヴァイスハウプトとアメリカ初代大統領であるジョージワシントンは同一人物という都市伝説がある。

しかし、実はさきほどお伝えしたイルミナティの創設の話は表向きの話だと言われています。
実は根本から違い、ロスチャイルド家がアダムヴァイスハウプトに対し、極秘の計画を持つ組織イルミナティを創設させ、その計画を世間から悟られないように哲学研究会という名目でフリーメイソンに近づけさせたとされています。
そして、アダムヴァイスハウプトはロスチャイルド家の期待通りに、フリーメイソンで最高位の称号をトップで得ることに成功し、イルミナティはフリーメイソンの中にその名を残せたというわけです。

更に、ロスチャイルド家である「マイヤー・アムシェル・ロスチャイルド」はアダムヴァイスハウプトのお陰でフリーメイソンの一部となったイルミナティを己の財力や権力で上層部として押し上げたと言われています。
なので、イルミナティという組織は世間に哲学研究会または、消えた組織と偽の情報を植え付けさせながら、フリーメイソンに潜伏することにより、怪しまれないように様々な計画を遂行することが可能となり、何かあったときはフリーメイソンを盾にしてイルミナティという名が公に広まらないようにしたとの話もあるようです。

そのイルミナティの計画とは、「戦争、飢餓、疫病、天変地異、経済恐慌といったことを引き起こすことにより、引き起こした側が利益を得られるようにシステムを構築させる」ことが目的のようです。
これらの内容を現代で考えることも難しいと思いますが、1773年頃の段階で今後の計画として掲げられたこと自体が凄いと言うか、その時代から仕組まれていた計画だったとはとても考えられません。

ちなみに、アダムヴァイスハウプトとロスチャイルド家はユダヤ人であり、ノーベル賞の授賞者がユダヤ人に多いのもユダヤ人はとても頭が良く、頭の回転も非常に高いと言われていることから分かります。それに、ノーベル自身もユダヤ人でありダイナマイトを発明した人物であったようです。またアップルの創業者スティーブ・ジョブズや、インテルの創業者アンドリュー・グローブもユダヤ人であるようです。
フリーメイソンが今の日本とアメリカをつくったのも偽情報だった??
フリーメイソンが日本をつくりかえたとされた歴史

まずは、その日本の歴史を変えたとされるフリーメイソンのお話からします。
歴史の教科書では江戸幕府を滅ぼしたのは坂本龍馬を始めとする海援隊によるものと言われています。
間違いではありませんが、その坂本龍馬はフリーメイソンから性能の良い銃の支援のお陰で大政奉還を行うことができといった説もあるようです。
加えて、幕末まで日本は外国との貿易を一切行わないという鎖国状態にありましたが、ペリー来航の際、高性能な艦隊の圧力に負けてしまい、しぶしぶ開国させられた歴史があります。
その開国を要求したことで知られる黒船で来航したペリーもフリーメイソンのメンバーだったとされ、日米修好通商条約を日本と結ばせたことで知られるアメリカの外交官「タウンゼント・ハリス」もまたフリーメイソンのメンバーだったようです。
なので、幕末にフリーメイソンが武器の提供をしていなかったら今頃の日本は、少し歴史が変わっていたのかもしれません。
それに、明治維新の際にも、西洋文化が日本に浸透するように促せたのもフルーメイソンと言われています。

フリーメイソンのメンバーであるトーマスグラバーは坂本龍馬に武器を提供する為に「亀山社中」をつくり、亀山社中は後に日本初の株式会社「海援隊」となりました。
なので、日本初の株式会社はフリーメイソンの手によってつくられたと言えます。
因みに、麒麟ビールの麒麟は龍のような馬のかたちですが、実は坂本龍馬の名前に由来してつくられました。その麒麟ビールの創設者はフリーメイソンのメンバーであった「トーマスグラバー」だったようです。
フリーメイソンがアメリカをつくったとされる歴史

歴史の授業にも出てきますが、アメリカの歴史は他の国と比べると新しく、ヨーロッパ人によって文化が発達した国と言われています。
ヨーロッパで既に文明が発達していたとされているとき、アメリカにはインディアンが住み、未開拓地であったようです。
アメリカ大陸を最初に発見したコロンブスによって、ヨーロッパ人がアメリカの地に移り住みそこから文明が築かれた。というのがアメリカの歴史です。
なので、アメリカで使われる言語は米語(アメリカ語)と呼ばずに英語(イギリス語)と呼ばれる所以はそこからきていると言えます。
しかし、最終的にアメリカは独立国家として建国できましたが、そのアメリカの建国に携わった人物は、ジョージワシントンを始め、ほとんどのメンバーがフリーメイソンのメンバーだったようです。
いつの時代もイルミナティはフリーメイソンを盾にして暗躍していたのかもしれない
しかし、冒頭の方でお伝えしたようにフリーメイソンは親睦団体あるいは、友愛団体とされチャリティ活動、さらにはハーバード大学を今のような学業を学べるようにしてきた団体と言われています。
なので、日本とアメリカを変えてきたと噂されているのはフリーメイソンではなく、実はそのフリーメイソンの陰に潜むイルミナティだったのかもしれません。
イルミナティカードとは
イルミナティカードとは、1982年(復刻盤は1992年)にカードゲームとしてつくられたカードで全部で534枚もあり、そのカードに描かれた内容が度々、過去に起きた出来事やこれから起きると懸念されている問題を見事に描写しているカードが多いことから予言されているカードとして注目を集めています。
加えて、イルミナティカードは未開封で約20万円の価値がついているようです。
過去に予言したような描写で、実際にその通りになったのではないか。と問題になったイルミナティカードで個人的にヤバイと思ったカード3枚をご紹介します。

1997年8月にダイアナ妃はパパラッチに追われ、逃げようとした矢先に事故で亡くなられました。
確かに、「プリンセス、ダイ」と書かれていることから、ダイアナ妃が亡くなることを予言していたかのようなカードの内容になっていると言えます。

次に、2001年9月11日に起きた同時多発テロによる世界貿易センタービルの崩壊を予言していた1枚になります。
テロリストとカードにも書いてあるので、テロによる崩壊としっかり予言し言い当てているカードになります。
しかし、左下にあるプロビデンスの目みたいなイラストに、なにか意味が隠されていたように思うのは私だけでしょうか、、

個人的に日本でおきた大災害の予言をしたカードではないか。と思える1枚です。
イラストを見ると原子力発電所にある煙突のようにも思えますが、その煙突にひびのような亀裂が走っているのがお分かり頂けますでしょうか。
木のようにひびが割れていることから、梅や桜の枝のようにも見えますが、梅に関して言えば1月下旬から3月中旬に咲く花と言われています。
それに東日本大震災は2011年3月11日に起きた大災害で、福島原子力発電所の放射線の放出による問題があったことから、この大災害を予言していたカードではないかと捉えることができるのかもしれません。

イルミナティの最終目的とは!?
江戸幕府を坂本龍馬によって討伐させたり、西洋文化を広めさせる為に黒船来航や日米修好通商条約を結ばせたりとイルミナティが日本を裏で操ってきた背景には、日本をこれから乗っ取ろうとしている思惑が見え隠れしているようにも見えます。
過去に起きた2つの大きな争いも、イルミナティによって引き起こされたものだと言われており3回目の争いも、彼らのボタン操作によって簡単に引き起こされるのかもしれません。
それに、戦後の日本人はGHQの導入によって弱体化され続け、政治に興味もなければ、愛国心もない若者の増加や、免疫力が低下するような食文化に移行されたりと、イルミナティのシナリオ通りに日本人は弱体化されたいいます。
そして、そのシナリオの先にも更なるシナリオが日本人を待ちうけています。
それは、2025年に行われる人口削減計画のようです。

加えて、イルミナティカードにもあるように災害を操作できるように描写されていることから、争いではないところからも、その計画が企てられているのかもしれません。

2023年の春ごろに放送されたやりすぎ都市伝説で関暁夫氏は新紙幣はいずれ使えなくなると断言していました。
その放送をYouTube上でアップされていたのですが、ある時に消されていて今は見れないようになっています。
やはり、世界最大の財閥である一族と関りがあるイルミナティに深入りし過ぎると危険であることは間違いないようです。

それに、アメリカでは2023年3月10日シリコンバレー銀行や2023年3月12日ニューヨークに拠点を置くシグネチャーバンク、2023年5月1日カルフォルニア州ファースト・リパブリック・バンクが立て続けに経営破綻するといったアメリカの経済状況の悪化を匂わせるようなことが起きています。
これらの出来事からも、イルミナティの最終目的は「新世界秩序」New World Orderと言われていることから、政治や経済体制を世界単位で統一させ世界統一政府のトップとして君臨することを目論む組織だと言われていますが、
世界間でこれから問題となっていく世界人口の増加に伴う、天然資源の枯渇や食糧危機などといった問題を解決させ、人類が存続できる態勢に軌道修正していくことが最終目的とも考えられているようです。
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